急な葬儀の対応はどうするか

弔問は故人に捧げる最後のはなむけです。お世話になったあの人、親しかったあの人へ、心をこめて最後のお別れを……。
弔問のとき着ていくものは、とくに派手なものや奇抜なものでなければ平服のままで大丈夫です。むしろそのほうが、すぐに駆けつけてくれたという印象を与えるでしょうし、喪服を着ていくと用意していたかのようでかえって不自然です。

香典や供物も通夜や葬儀に参列できるのであれば、このときすぐ持っていく必要はありません。遺族に会ったらまずお悔やみをいいますが、喪家は人の出入りが多く取り込んでいるので、なるべく短く簡潔に気持ちを伝えてください。
「このたびはご愁傷さまでございます」「ご愁傷さまです」卦報とは死去の知らせのことで、卦音(ふいん)ともいいます。故人の年齢や死の状況は実にさまざまです。
お悔やみをいうときは、こうした事情をふまえ、遺族の心情を察した細かな配慮が必要です。自信がなければ、月並みですが、「ご愁傷さまです」などの常套句を用いるほうが無難です。
友人や職場の同僚でも故人とそれほど親しくなかったら、告別式に参列するだけでいいでしょう。故人と大変親しくしていても遺族との面識がない人は、やはり告別式に参列するだけでもかまいません。
弔問する場合はやや時間をおき、通夜の用意が整って遺族が少し落ち着いた頃に出かけるようにしましょう。すぐに駆けつける場合は玄関先でお悔やみをいう程度にしておきます。

出産や結婚式といった慶事を間近に控えている場合は弔問を遠慮しましょう。他の人の慶事に招かれている場合には、時間が折り合えば両方に出席してもかまいませんが、都合がつかなければふつうは弔問を優先させます。
慣習として、不幸を連想させる言葉や重ね言葉(不幸が重なるという考え)はお悔やみには用いません。
〔不幸を連想させる言葉〕苦しむ・つらい・とんだこと・浮かばれない・迷う
〔重ね雷葉〕重ね重ね・たびたび・返す返す・しばしば・ますます。

家の内外の片づけ、飲食物の手配など通夜の準備を進めている間にも、次々と訪れる弔問客の出迎え、見送りや接待、鳴り続ける電話への応答…。並行して葬儀・告別式の段取りをはじめ、さまざまな打ち合わせが進められます。
そこで、葬儀・告別式には諸係がどうしても必要になってきます。近親者はこれを手伝うのがふつうですが、親しい友人、知人や職場の同僚、近所の人などは、弔問の折、手伝いを申し出てあげましょう。

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